【物語6】彼氏から薄毛をバカにされ、心が闇へと入ってく。そして止まらない被害妄想

薄毛物語

思い返されるAさんの言葉。

 

「佐藤くんと付き合ってるの」

「あんたのことウザいって」

「ハゲってばかにして笑ってる」

 

【物語6】彼氏から薄毛をバカにされ、心が闇へと入ってく。そして止まらない被害妄想

彼氏から薄毛とバカにされていたなんて、、

彼氏がAさんと付き合っていたのはショックだった。

私になにも言わずに勝手に別れたことにして、、

 

でもそれ以上につらかったのは

「ハゲってバカにして笑っていた」こと。

 

 

彼氏は私と付き合っている間も、ずっと心の中でバカにしていたのだろうか。

一緒にいるとき、ずっと私のことをハゲって思っていたのか。

他の人にも、私のことをハゲって言いふらしていたのかな、、

私と一緒にいて、楽しかったのかな、、

 

 

不思議なことに、彼氏が佐藤さんと付き合っていること以上に、私の薄毛を笑われたことに対して、すごいショックを受けた。

 

というのも、彼氏が私を避けるようになってから、別れるかもしれないと、心のどこかで覚悟していたような気がする。

 

でも別れの原因が、まさかのAさんと、そして私の薄毛のことだったなんて、、

 

 

いやもちろん、私が薄毛ということはわかってて彼氏は付き合ってくれた。

そもそも、薄毛であることなんか隠せなかったし。

 

Aさんと付き合うことになったのも、おそらくAさんが彼氏に猛アプローチしたのだろう。歓迎会の様子からして。

そしてAさんは、私と彼氏が付き合っていたのも知ってたはず。

知ってても、彼氏に迫るって、、それに落ちた彼氏も彼氏だ。

 

所詮はそんな軽い男だったんだ。

 

そう思うしかなかった。

 

彼氏をとられたことを、徐々に実感し始める

彼氏がAさんと付き合ってると知って、彼氏が私をハゲとバカにしていたことを知って、でもそれを聞いた始めの数日間は、思ったより落ち込まなかった。

 

いや正確には落ち込んでいたのだけれど、なんかこう、取り乱してまで泣いたりわめくことがなかったのだ。

いまいちピンとこなかったのかもしれない。

 

Aさんと彼氏が付き合っていることも、彼氏が私のことを薄毛とバカにしていたことも、、

 

 

でも日が経つにつれ、徐々に実感し始めてきた。

というのも、Aさんが彼氏と付き合っているのを、周りに言い出したからだ。

 

 

私の周りでは、私と彼氏が付き合っていることは知られていた。

けれど、突然彼氏と別れ、しかもAさんと付き合うことになったと聞いたら、、

 

幸い、優しい先輩方に囲まれていたので、そのことについて聞かれることはなかった。

 

 

でもこれは私の思い込みだが、「かわいそうに」という感じの目で見られていた気がする。

それが逆につらいというか・・

 

ハゲ女が彼氏をとられた」的な感じに捉えられている感じが否めなくて。

もちろん、ただの被害妄想だ。

 

でもこの頃の私は、他人の気持ちを勝手に解釈し、どんどん闇へと向かっていった。

 

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心が闇へと入っていき、被害妄想が止まらない

一度闇の中へ入ってしまうと、なかなか抜け出せない。

被害妄想がどんどん増してきた。

 

会社の中を歩いていても、「あいつが彼氏をとられたハゲ女だ」と他の社員から見られているような気がした。

誰かと目が合ったり、すれ違っただけでも、「彼氏をとられたハゲ女」と思われている気がしてならない。

 

 

哀れな目で見られてる、みんな私のことをハゲってバカにしてる、、

 

そんな気持ちが私の中で強くなっていった。

 

 

他人に私の姿を見られるのが少しずつ嫌になってきた。

誰かに見られただけで、反射的に「私のこと見ないで!」と思うようになってきた。

 

 

徐々に自分で自分を追い詰めるようになる。

 

なんでこんなことになっちゃったの。

私がなにを悪いことしたっていうの。なにもしてないじゃん。

 

私がハゲているから?ハゲている人は幸せになっちゃいけないの?

ハゲってバカにされる人生なの?

 

周りの人はなにも言ってなくても、心の中ではハゲってバカにしてる。

みんな口では優しいけれど、絶対ハゲってバカにしてる。

 

もう誰とも話なんかしたくない。

誰の顔も見たくない。

一人になりたいよ。

 

なんで私ばかりこんなつらい目に遭うのよ、、

 

薄毛を憎んで、自分を責め続ける

すべては自分の薄毛を恨んだ。

彼氏をとられたことも、私が薄毛だからと思い込んでいた。

人生がつらいと感じるのも、すべては薄毛のせい。

 

なにもかもを、薄毛のせいにして、そしてどうすることもできな自分をずっと責め続けていた。

 

 

それからしばらくの間、本当につらい日々を過ごしていた。

彼氏と別れたことはもう仕方ないことと諦めていたけど、その代わり、自分の髪のことで相当悩んだ。

 

 

はっきり言って、会社の人は全員、私の薄毛を見ているような気になったのだ。

 

 

仕事中、うしろから誰かに私の頭を見られている気がする。

廊下を歩いていると、誰かに私の頭を指さされているような気がする。

 

朝の「おはようございます」や、帰りの「お疲れさまでした」のあいさつの時ですら、頭を見られている気がする。

 

被害妄想は、日に日に強くなっていった。

 

 

 

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